Dec. 2018 - Jan. 2021

【 北風と大根 】

冷たい風が吹く季節に種子島で見られる、大根を干す情景を捉えた写真シリーズである。

この光景はいつの間にか出現している。大根は庭や畑のみでなく、道路沿いのガードレールにも多く、稀にフェンスや木に直接結ぶ。都市では思いもよらない公共スペースの活用の仕方、工夫が見られる。

住む人々の何気ない日常的行為はその土地を現す。

大根を干すという、日本人の郷愁を誘う生活の形は変容しつつ在り続けている。そして同時にこうした風景は、常識や文化のあり方を考えるものなのかもしれない。